障害年金コラム
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広汎性発達障と害障害年金 — 制度と受給のポイント
広汎性発達障害とは、対人関係・コミュニケーションの困難さや、興味や行動の偏り、感覚の特性などをもつ発達障害の 総称です。社会生活や仕事を含めた日常生活に支障が出るほどの困難を抱える方も少なくありません。 本記事では、広汎性発達障害(PDD)で障害年金の受給を目指す方に向けて、受給の条件、申請方法、 注意点をわかりやすく解説します。 広汎性発達障害でも障害年金の対象になるのか 発達障害(ASD/PD…
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骨髄異形成症候群(MDS)で障害年金を申請したいと考えている方へ
骨髄異形成症候群(MDS)で障害年金を申請したいと考えている方へ——このコラムでは、申請方法や受給要件、 申請の注意点を、実務経験豊富な社会保険労務士がわかりやすく解説します。 富山・石川・福井で障害年金申請を検討されている方も必見の内容です。 障害年金とは 「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。 障害者のための特別な手当と勘違い…
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新膀胱での障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
新膀胱とは 新膀胱とは、膀胱を摘出した後、腸などを利用して人工的に尿の貯留・排出機能を 再建した尿路変更術のひとつです。がんや外傷などで膀胱機能を喪失した場合に行われます。 この手術後は、尿漏れ・感染・皮膚障害のリスクもあります。 新膀胱での障害年金受給要件 初診日要件・・・初診日(初めて現在の病気で受診した日)を書類で証明できること 保険料納付要件・・・一定額の保険料を納めていること ※20歳前…
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メニエール病で障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
メニエール病とは メニエール病は、内耳のリンパ液が過剰に溜まり、激しいめまい、耳鳴り、難聴、 耳閉感(耳がふさがったような感じ)などの発作を繰り返す病気です。発作は突然現れ、 生活や仕事に大きな支障を与えることがあります。 初期には一時的な症状でも、病状が進行すると聴力の低下が進み、 平衡感覚にも支障が出るようになり、常に不安定な生活を強いられることになります。 メニエール病での障害年金受給要件 …
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頭蓋底腫瘍で障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
頭蓋底腫瘍とは 頭蓋底腫瘍とは、脳の最下部にあたる「頭蓋底」部分に発生する腫瘍の総称で、 髄膜腫、神経鞘腫、脊索腫、聴神経腫瘍などさまざまなタイプがあります。 良性であっても脳神経の圧迫や浸潤により、日常生活に支障をきたす後遺症が残ることが多く、 場合によっては障害年金の対象となる疾患です。 頭蓋底腫瘍での障害年金受給要件 初診日要件・・・初診日(初めて現在の病気で受診した日)を書類で証明できるこ…
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拡張型心筋症で障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
拡張型心筋症は、心臓の筋肉(心筋)が弱まり、心臓のポンプ機能が低下することで、血液の十分な循環が困難になる 心疾患の一つです。左心室が拡大し収縮力が落ちることが多く、心不全・呼吸困難・疲労・動悸などが起こりやすくなります。 このような慢性的な心機能の低下や体調不良は、日常生活や就労に大きな制限を与える可能性があり、公的支援制度で ある 障害年金の対象となり得ます。 障害年金で「心疾患」が認められる…
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急性硬膜下血腫で障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
急性硬膜下血腫とは 急性硬膜下血腫(きゅうせいこうまくかけっしゅ)は、頭部の外傷などによって 脳の表面と硬膜の間に血液がたまり、脳を圧迫する状態です。 高齢者の転倒や交通事故などによる外傷性脳損傷の一種としてよく知られています。 手術によって血腫を除去することで急性期を乗り越えられることもありますが、 その後、片麻痺・言語障害・認知機能の低下・てんかん・感情の起伏などの後遺症が残る場合があり、 生…
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ウェルニッケ脳症で障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
ウェルニッケ脳症とは ウェルニッケ脳症(Wernicke encephalopathy)は、ビタミンB1(チアミン)の欠乏によって 脳に障害が起こる疾患です。主に慢性的なアルコール依存症、重度の栄養不良、胃切除後などが原因で発症します。 典型的な症状は以下の「三徴候」が挙げられます。 ・眼球運動失調(ふらつき、歩行困難) ・運動障害(眼振や複視) ・意識障害(もうろう状態、記憶障害) 早期にビタミ…
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腹部大動脈瘤で障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
腹部大動脈瘤とは 腹部大動脈瘤(ふくぶだいどうみゃくりゅう)とは、お腹の中を通る大動脈の一部が こぶのように膨らむ病気です。このこぶが大きくなると、破裂する危険性があり、 破裂すると命に関わる重大な状態となります。 主な原因は動脈硬化であり、高血圧・喫煙・高齢・家族歴などがリスク要因とされています。 自覚症状が少ないまま進行することも多く、健康診断や他の検査で偶然発見されるケースもあります。 腹部…
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髄膜腫で障害年金を受給するためのポイントは?【専門家が解説】
髄膜腫とは 髄膜腫(ずいまくしゅ)は、脳や脊髄を覆う「髄膜」と呼ばれる膜から発生する腫瘍です。 良性腫瘍に分類されることが多いですが、腫瘍の大きさやできた場所によっては、 神経や脳を圧迫し、さまざまな機能障害を引き起こすことがあります。 治療には外科手術・放射線治療・経過観察などが選択されますが、 後遺症や再発のリスクが残るケースも多く、 症状によっては日常生活や就労に大きな支障をきたすことがあり…




