【ご相談内容】
中学校3年生の時に初めて病院を受診され、当時は思春期うつだと診断されました。
その後、不登校になり継続的に通院をされていたそうです。
大学にも進学されましたが、不安定な状態が続き、
受診をされながら学校に通われていました。
卒業後に就職しましたが、人間関係のトラブルから退職。
だんだんと症状が悪化し、統合失調症と診断されました。
医師も仕事ができる状態ではないと言われ、ご相談下さいました。
【当事務所の見解】
長年にわたり、ご病気を患っておられたので遡及請求(遡って)の申請も可能だと考えました。
ただ、障害認定日(初診日から1年半後)も現在も単身で生活されており、
生活能力があるとみなされてしまう可能性が考えられました。
【受任から申請までに行ったこと】
日常生活の状況をご本人からしっかりと聴き取りをしました。
できないことに対して、ご家族の支援状況や頻度などを伺い、
内容をまとめて、主治医にも生活状況が伝わるように書類を作成しました。
また、提出する書類にも単身で生活しているが、ご家族の支援が無いと
生活が成り立たないことをしっかりと記載しました。
【結果】
障害基礎年金2級に認められました。
また遡っての申請も認められ、5年間遡及となりました。
単身での生活の場合は、一人でも生活できる能力があるとみなされる
可能性がありますので、支援が必要なことを伝える必要があります。
単身で生活され、申請を考えている方は専門家にご相談下さい。