障害年金の申請をしたものの、「不支給」という結果になる方は少なくありません。
その際によくいただく質問が「一度不支給になると、もう二度と障害年金はもらえないのですか?」というものです。
結論から言うと、一度不支給になっても、条件を満たせば再申請や不服申立てが可能です。
ただし、初回と同じ資料・同じ内容のまま再提出しても結果が変わらないことが多いため、
原因分析と資料の改善が重要です。
なぜ不支給になるのか?
障害年金が不支給となる理由はさまざまです。
・障害認定基準に該当しないと判断された
・病歴や就労状況の記載が不十分だった
・医師の診断書に症状や生活の困難さが十分に反映されていなかった
・初診日や保険料納付要件を満たしていなかった
実際には生活や就労に大きな支障があっても、それが書面で正確に伝わらなければ、
審査側は「日常生活に大きな制限がない」と判断してしまいます。
再申請は可能
不支給になった後でも、状況や資料を改善できれば再申請できます。
・症状が悪化した場合
・生活状況や就労制限の詳細な記録を追加できた場合
また、病状が変わらなくても、初回申請時に不足していた証拠(初診日の証明など)で、受給できるケースもあります。
審査請求とは
不支給の決定に納得できない場合は、「審査請求」という不服申立てが可能です。
これは、年金機構の決定を見直してもらう手続きで、
決定通知を受け取ってから3か月以内に申し立てる必要があります。
審査請求では、診断書や申立書の内容を見直し、より説得力のある形で提出することが重要です。
再審査請求とは
審査請求でも不支給が変わらなかった場合は、「再審査請求」ができます。
これは、社会保険審査会に対して行う手続きで、審査請求の決定を不服とする場合に限られます。
また決定通知を受け取ってから2か月以内に申し立てる必要があります。
審理は公開で行われ、本人も参加して意見を述べることができます。
一定の期間であれば国に対する訴訟を選択することもできます。
まとめ
障害年金は、一度不支給になったからといって諦める必要はありません。
再チャレンジできる可能性があります。重要なのは、不支給の理由を明確にし、
それを改善したうえで申請し直すことです。もし不支給通知を受け取った場合は、
期限内に正しい手続きを行うためにも、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
経験豊富なサポートがあれば、受給の可能性を高めることができます。
専門家への相談のメリット
社労士に依頼するメリット
①労力
体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。
社労士に依頼することで治療に専念できます。
②スピード
自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。
プロなら約3カ月で申請が可能です。
受給できるタイミングがその分早くなります。
➂受給可能性
障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…
プロならそのハードルを乗り越えることもできます。


