自己免疫性肝炎(AIH)は、体の免疫機能が肝臓を攻撃してしまう原因不明の慢性疾患です。
進行すると肝機能障害が悪化し、日常生活や就労に支障が出ることもあります。
「この症状でも障害年金がもらえるの?」
「働いていても申請できるの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、自己免疫性肝炎による障害年金の申請ポイントや注意点を解説します。
目次
障害年金とは
「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。
障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
障害年金はきちんと保険料を納めている方の権利ですので、
障害年金を受け取っていないということは、65歳になっても年金を受け取っていないようなものです。
障害年金を受け取れる方は必ず申請することをお勧めいたします。
障害年金の基礎知識についてはこちら
障害年金でもらえる金額についてはこちら
障害年金を申請するための3つの条件
初診日要件・・・初診日(初めて現在の病気で受診した日)を書類で証明できること
保険料納付要件・・・一定額の保険料を納めていること
※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は不要です(20歳前障害年金)
障害認定日要件・・・初診日から1年6か月経過していること
自己免疫性肝炎で申請する際に重要なポイント
診断書の内容
障害年金では、医師に記載してもらう「診断書」は重要書類の一つです。以下の内容は特に重要です。
・肝機能の数値(AST、ALT、ビリルビン、アルブミンなど)
・医師が判断した肝機能の程度
・生活への影響(疲労で家事ができない、就労困難など)
・服薬内容と副作用の状況
「病歴・就労状況等申立書」で生活の実態を伝える
肝疾患は外見からは分かりづらい障害です。以下のような点は、申立書で丁寧に補足しましょう。
・通院・服薬による日常生活の制限
・倦怠感により家事ができない・買い物が困難
・食欲不振や体重減少
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 軽症の自己免疫性肝炎でも申請できますか?
A. 軽症の場合は難しいことが多いですが、生活や仕事に支障が出ている場合は検討の余地があります。
Q2. 肝硬変や他の肝疾患が合併している場合は?
A. 合併症も含めて認定の対象となる可能性があります。詳しくは専門家へご相談を。
申請をご検討中の方は、北陸障害年金相談センターへ
社労士に依頼するメリット
①労力
体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。
社労士に依頼することで治療に専念できます。
②スピード
自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。
プロなら約3カ月で申請が可能です。
受給できるタイミングがその分早くなります。
➂受給可能性
障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…
プロならそのハードルを乗り越えることもできます。
