障害年金を申請したものの「不支給決定通知書」が届いた…
その瞬間、多くの方が「もうダメなのでは」と不安に思われることでしょう。
しかし、障害年金には再申請(再チャレンジ)する道があります。
この記事では、落ちた原因の分析から再申請のポイント解説します。
目次
なぜ障害年金が不支給になるのか?よくある理由とは
まずは、なぜ申請が通らなかったのかを冷静に確認しましょう。
以下のような理由が多く見られます。
①初診日の証明が不十分
初診日の記載が曖昧だったり、病院側が証明できない場合、申請自体が無効になることも。
②診断書の内容が実態と合っていない
医師が診断書に日常生活の困難さを十分に記載していないケース。
特に精神疾患では「普通に働いているように見える」内容になってしまうことが多いです。
③病歴・就労状況等申立書に説得力がない
実際の生活の困りごとが伝わらず、審査官に「日常生活に支障がない」と判断されることがあります。
④審査の基準を知らずに申請している
級の認定基準(視力・聴力・精神・内部障害など)は、病名だけではなく状態で判断されます。
再申請と不服申立て、どっちがいい?
一度不支給になった場合、「再申請」と「不服申立て(審査請求・再審査請求)」の2つの方法があります。
方法 | 特徴 |
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再申請 | 診断書や申立書を新たに整えて、もう一度申請。 条件が整えば有利に働く場合も。 |
不服申立て | 元の書類のまま「判定が間違っている」と主張する。審査期間が長くなる傾向。 |
再申請のためにやるべき3つのこと
1.診断書の内容を見直す
医師に日常生活の状況をきちんと伝え・説明し、生活上の困難さや支援の必要性を具体的に記載してもらいましょう。
2.病歴・就労状況等申立書を丁寧に書く
通院歴だけでなく、「こんなときに困っている」「誰にどんな支援を受けているか」まで具体的に。
3.社会的治癒や初診日の整理
初診日が正しいか、また通院を長期間(5年以上)行っていない期間がある場合は、社会的治癒の可能性を検討しましょう。
まとめ:諦めずに、もう一度チャレンジを
障害年金が落ちても、それは「終わり」ではありません。
再申請は、適切に準備すれば成功する可能性があります。
ひとりで抱え込まず、必要に応じて専門家の手を借りながら、
あなたの「生活を支える権利」を、もう一度取りに行きましょう。
専門家への相談のメリット
社労士に依頼するメリット
①労力
体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。
社労士に依頼することで治療に専念できます。
②スピード
自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。
プロなら約3カ月で申請が可能です。
受給できるタイミングがその分早くなります。
➂受給可能性
障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…
プロならそのハードルを乗り越えることもできます。


