ビュルガー病（バージャー病）と診断されてお困りではありませんか？
進行すると歩行が困難になったり、手足の壊死など日常生活に深刻な影響を及ぼすこの病気。

実は、一定の条件を満たすと「障害年金」を受け取る可能性があります。

本記事では、「ビュルガー病で障害年金を申請できるのか？」「どういうケースで受給できるのか？」といった

よくある疑問に答えながら、解説します。

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の１つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。

障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。

障害年金はきちんと保険料を納めている方の権利ですので、

障害年金を受け取っていないということは、65歳になっても年金を受け取っていないようなものです。

障害年金を受け取れる方は必ず申請することをお勧めいたします。

障害年金の基礎知識についてはこちら

障害年金でもらえる金額についてはこちら

障害年金を申請するための3つの条件

初診日要件・・・初診日（初めて現在の病気で受診した日）を書類で証明できること

保険料納付要件・・・一定額の保険料を納めていること

※20歳前に初診日がある場合は、保険料納付要件は不要です（20歳前障害年金）

障害認定日要件・・・初診日から1年6か月経過していること

※20歳前に初診日がある場合は、原則として20歳到達時に障害認定日になります。

初診日から1年半後が20歳を過ぎている場合は、本来の障害認定日となります。

ビュルガー病による障害等級の判定基準

ビュルガー病による障害は、主に肢体の障害として評価されます。障害年金の等級は、

障害の程度に応じて1級から3級まであり、以下のような基準で判定されます：

1級：両上肢または両下肢の機能に著しい障害があり、日常生活のすべてにおいて常時介助が必要な状態。

2級：両上肢または両下肢の機能に障害があり、日常生活に著しい制限があり、介助が必要な状態。

3級：片上肢または片下肢の機能に障害があり、労働に著しい制限がある状態。

具体的な判定は、医師の診断書や日常生活の状況などを総合的に判断して行われます。

診断書作成時の注意点

障害年金の申請では、医師が作成する診断書の内容が審査のカギを握ります。

・歩行能力、日常生活動作の具体的な制限を記載

・潰瘍や壊死の有無、切断の有無を明確に

・通院状況・治療内容・投薬内容の記録も重要

よくある質問（Q&A）

Q1. ビュルガー病でも障害年金を受給できますか？
A1. はい、可能です。ビュルガー病による症状が日常生活や就労に支障をきたす場合、障害年金の対象となります。

Q2. 診断書にはどのような情報を記載してもらうべきですか？
A2. 診断書には、症状や日常生活への影響、治療内容などを詳細に記載してもらうことが重要です。

Q3. 申請手続きは自分でできますか？
A3. 申請手続きは可能ですが、書類の準備や記載内容に不備があると、受給できない場合があります。

専門家に相談することで、スムーズに申請を進めることができます。

まとめ

ビュルガー病は、進行すると四肢に重度の血行障害を引き起こし、最悪の場合には壊死や切断を伴うこともある

深刻な病気です。このような状態では、日常生活や社会活動に大きな制約が生じます。障害年金を申請・受給することで、

医療費や生活費の負担を軽減し、治療に専念できる環境を整えることが可能です。

申請にあたっては、初診日を証明する書類の準備や、現在の状態を正確に反映した診断書の取得が重要となります。

書類作成や手続きに不安がある場合は、障害年金に詳しい専門家のサポートを活用することで、

申請成功の可能性が高まります。

専門家への相談のメリット

社労士に依頼するメリット

①労力

体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。

社労士に依頼することで治療に専念できます。

②スピード

自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。

プロなら約3カ月で申請が可能です。

受給できるタイミングがその分早くなります。

➂受給可能性

障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…

プロならそのハードルを乗り越えることもできます。