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【相談内容】
富山県東部在住の47歳男性。
傷病名:反復性うつ病性障害
ご本人より、「長年精神科に通院しており、障害年金の対象になるのではないか」とのご相談をいただきました。
学生の頃から精神疾患を患い、継続的に治療を受けてこられた方で、学校卒業後は親戚の会社で働いたのち、
現在は障害者雇用として週5日勤務されていました。
【当事務所の見解】
今回の申請にあたっての主な懸念点は次の2点でした:
1.初診が20年以上前の県外の病院だったため、初診日の証明が可能かどうか。
申請には初診日の証明が必須であり、カルテの保存期間を過ぎている可能性もあるため、最も注意を払うべき点でした。
2.現在、障害者雇用とはいえ週5日勤務しており、2級に認定されるかどうか。
就労状況については、障害者雇用でありながらも継続勤務ができているため、「職場からの具体的な配慮内容」や
「独力では業務が難しいこと」を診断書および申立書に的確に反映させる必要がありました。
【受任から申請までに行ったこと】
・まず、初診病院に直接連絡を取り、幸運にもカルテが保管されていたため、
正式に初診日の証明を取得することができました。
現在の主治医には、勤務先での支援内容(業務内容の限定、配慮された作業環境、突発的な休職への理解など)を
詳しく伝えるための書類を作成しました。
病歴・就労状況等申立書では、学生時代から現在までの治療経過、就労の変遷、日常生活の困難さを
時系列で丁寧に整理・記載し、障害の重さが審査側に伝わるよう工夫しました。
【結果】
障害基礎年金2級が無事に認定されました。
今回のように、初診日が古いケースでもカルテが残っていれば証明は可能です。
また、就労していても、職場の支援や日常生活の困難さを丁寧に伝えることで、認定される可能性があります。
障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
障害年金はきちんと保険料を納めている方の権利ですので、
障害年金を受け取っていないということは、65歳になっても年金を受け取っていないようなものです。
障害年金を受け取れる方は必ず申請することをお勧めいたします。
障害年金の基礎知識についてはこちら
障害年金でもらえる金額についてはこちら
対象となる傷病について
障害年金を受け取れるかどうか知りたい方は「かんたん!受給判定」をご利用ください。

いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
当事務所に相談するメリット
当事務所では、障害年金の無料相談を実施しております。
お電話での相談や、実際にお会いしての面談までは完全無料でご対応いたします。
障害年金の申請について、不安な方はお気軽にお問い合わせください。
また、有料での障害年金の申請代行も承っております。
ご自身での申請が難しい方は当事務所の申請代行サポートをご利用ください。
申請代行を依頼する際のサポート費用はこちら
社労士に依頼するメリット
①労力
体調が悪い方、働いている方にとっては障害年金の申請はなかなか大変な作業です。
社労士に依頼することで治療に専念できます。
②スピード
自分で申請すると半年ほど申請にかかってしまう場合もあります。
プロなら約3カ月で申請が可能です。
受給できるタイミングがその分早くなります。
➂受給可能性
障害年金の申請にはいくつかハードルがあり、本来受給できる方が不支給になってしまうことも…
プロならそのハードルを乗り越えることもできます。
